研究室配属


果樹園芸学分野で何が学べるのか
1) 園芸学は間口が広い分野です。カンキツやビワ等の常緑果樹、ナシ・ブドウ・キウイフルーツ・ウメ・モモ・ブルーベリー・リンゴ等の落葉果樹について、品種の特性、基本的な栽培管理技術、育種法などが学べます。
2) 遺伝子単離、DNAマーカー作成、組換え体作出、天然有機化合物の単離精製および同定、動物細胞を用いた生理活性の検定、並びにそれらの仕事に必要な機器の取り扱いについて、基本技術が習得できます。
3) フィールドワークとラボワークの両方を体験することができます。できるだけ生産現場を見てもらうように教育環境を整備します。
4) 大学院進学(海外留学含む)や地方・国家公務員を目指す方のみならず、食品・飲料メーカー、製薬会社、バイオ企業、科学系出版社などへの就職希望者に対しても、当該職種において活躍できるよう助言・指導を致します。
【最近の卒業生の進路





配属学生に期待すること
1) 当たり前ですが、一生懸命勉強すること。目的意識をもって学ぶこと。心ここに在らざれば視れども見えず、聴けども聞こえず。
2) 分からないときは助言を求めることも大事ですが、自分自身で考え行動することが基本です。
3) 将来の職業選択は皆さんが思っている以上に重要です。自分は将来何をして生きていくのか真剣に考える時間を持つこと。
4) 急がず、休まず。自分の目標に向かって、小さくても不断の努力を継続すること。




大学院生を募集しています [学部3年次への編入学(若干名)もあります]
 佐賀大学では、農学系大学院進学者のために2つの修士課程(佐賀大学大学院農学研究科、先進健康科学研究科)と博士課程(鹿児島大学大学院連合農学研究科)が設置されています。当研究分野の修士課程は先進健康科学研究科に所属します。
 学部の卒業研究は研究活動に入る準備でしかありません。当分野で本格的に研究してみたい、将来の職業に活かせる専門知識や技術を身につけたい、という方は、古藤田までお気軽にお問い合せ下さい。事前に下記までコンタクトをとっていただければ研究室やカンキツ遺伝資源の見学が可能です。
 果樹等木本植物の花芽形成メカニズム、果実成分のニ次代謝産物、果実のアロマ成分に興味のある方、またカンキツオリーブリンゴなどの果樹やバラなどの園芸植物に興味のある方、果樹作物の機能ゲノミクス育種に興味のある方、将来環太平洋地域で園芸研究を志している方、自然豊かなこの佐賀の地で一緒に研究しませんか。
 教員は、もともと農芸化学科(いわゆる"のうばけ")出身で、有機化学、天然物化学を専攻後、農林水産省に17年間奉職し(勤務地:つくば、盛岡、静岡、ニュージーランド)、フィールド(現場)で働いてきました。これまでに10品種ほどの新品種育成に関わりました。佐賀大では育種学に加え、分子生物学、分子遺伝学、天然物化学を取り入れて研究を行っています。他分野、他学科、他学部、他大学、短大、高専、専門学校からの大学院進学、院進学を目指した3年次編入も歓迎しています(H28年度以降、3年次編入生2名を受入)。
 大学院受験希望者は願書受付3ヶ月前(8月受験の場合、4月)までにご相談下さい。研究室を訪問し、研究内容・設備を事前に把握されることを強くお薦めします。また、大学院入試は英語(2年以内の公開TOEICあるいはIP-TOEIC試験のスコア)、専門科目(山木昭平編「園芸生理学」文永堂出版を精読して準備)および面接(卒業研究紹介含む)などが課せられます。

E-mail: koto[@]cc.saga-u.ac.jp ( [@]を@に変えてください)
Tel: 0952-28-8744